アフリカの村に住む少年ヤクーバと、ライオンの王者キブウェのお話。
前作は「勇気」について考えさせられましたが、今回のテーマは「信頼」です。
ヤクーバとキブウェの格闘シーンは迫力があり、息をのみます。
見せかけだけの格闘の裏には、お互い相手を信頼する気持ちがしっかりと根付いていました。
どちらも危機的な状況の中、自分よりも相手のことを思う姿に心を打たれました。
人は「やったらやりかえす」という気持ちがどうしても出てきがちです。
でも、それを繰り返していたらどこにも平和は生まれない。
ヤクーバとキブウェの姿に、平和へのヒントが隠されているのではないでしょうか。