絵に温かみがあり、色使いがお洒落です。
とらの猫のように表情が豊かで、とっても素敵です。
時代が昔の設定なので、レトロでかわいいところもあります。
さてお話ですが、とらがお茶の時間に来てめちゃくちゃな事をするんですが、家族は怒らないんです。はっ、とさせられましたし、絵にとらが悪さをしている間に女の子がとらをうっとり見ていたりして、私も子供のときに読んでたら、この女の子の気持ちのように、怒るって考えつかないんじゃないかな、って思います。とらが家にやってくる、なんて非現実的で楽しいことだと思いました。家族のとらがめちゃくちゃにしちゃった後の対応になんだか優しい気持ちになれました。人によっていろんな意味を感じられるかと思います。
著者の生い立ちも興味深いです。
大好きな絵本になりました。