息子はだいぶ前から字が読めるようになり、自分の興味のある電車関係の図鑑ばかりを
自分で読むので、この頃は、親の私が気に入った絵本を読み聞かせても、反応がいまい
ちで悲しいなと思っていました。
それで、電車好きの息子にはこの本ならどうかと思って読んでみたら、
久しぶりのすごい食いつき方! 毎日、読んでくれと持ってきます。
のぞみで名古屋に行くことより、帰りの乗り継いで乗り継いで小田原まで戻って来る
ところが、すごく気に入っているようです。
311系、211系、111系、113系、そして最後にもう一度、211系。
電車の車種には詳しくない私にはよく分かりませんが、 登場人物と一緒になって
乗り換えている気持ちになっているみたいです。
東海道本線はレールは1本でつながっていても、そこを走る列車は区間区間に
分かれていて、息子にとってもなじみのある、熱海から湯河原・真鶴、根府川、早川、
小田原という駅名がでてくると、これで旅の終わりが見えてきたという嬉しさと安堵感が
こみ上げるみたいです。
親の私も列車の旅は好きなので、この春休みにでも主人公と同じように、名古屋から地元・横浜まで息子と電車の乗り継ぎをやってみようかなと思っています。