11ぴきのねこシリ−ズで有名な馬場のぼるさんの絵本です。
一人暮らしの五助じいさんのところに、1ぴきのキツネが迷い込んで住み着いてしまいます。五助じいさんがコンコンと名付けかわいがるうちに、いつの間にか言葉も通じるくらいになつきます。じいさんは、キツネらしくなくなってきたコンコンを心配し、ある夜通りかかったキツネの群の大将に、コンコンに化け方を教えてくれるように頼みます。他のキツネたちは次々に人間の化け方をマスタ−しますが、コンコンだけは何度やっても湯タンポにしか化けられません。ある日町へ出かけることになり・・・
なんともほのぼのした語り口で、まるで日本昔話のようです。ラストのオチが、馬場のぼるさんらしくていいですよ。