小学2年生になる娘がかれこれもう1年以上もはまっている「もりの・・・」シリーズ。本当はもっと小さいお子さん向けかなぁとも思える本ですがどの本も優しい絵でほほえましいお話ばかり。この本のお話はこんな感じです。・・・いたちさんのおみせはちいさなおかしやさん。このお店で人気のあるのは、お誕生日の人のために作る「あなたのかたちのケーキ」です。森の仲間達は誕生日が近くなるとやってきて、注文していきます。かわいらしいことに、できたケーキは、お誕生日の日にいたちさんのお店の飾り窓に飾られます。そうすると、森の仲間達がお店の前を通るときに今日はだれだれさんの誕生日だとわかるのです。いたちさんは、こんな風に、いろんな中間のかたちのケーキを作ってきたわけですが、ある日、郵便でケーキのオーダーが入りました。それがいつもとは違って、ばらばらの形でのオーダーです。「大きな長四角がひとつ、小さな長四角がいつつ・・・」いたちさんには、誰からのオーダーか、誰の形になるのかさっぱり検討がつきません。いろんな形に組み合わせてみますが、さっぱり・・・。この考えているところもわくわくしますが、最後に森の中間の素敵な関係になんだか心が嬉しい温かさに包まれます。笑顔で終わるすてきなお話です。さて、誰のためのケーキでしょうか。