この春、作者の後藤竜二さんの突然の訃報を聞き、後藤さんのファンだったボランティア仲間のお母さんから、「この本にいよ〜」と聞いていたので、手にしてみました。
正直、私は関東の生まれ育ちで、寒い地方の冬の厳しさや春の訪れの嬉しさが描かれているこの絵本に、それほど感動は覚えませんでしたが、読み終わった後、ホッと暖かい気分になれる絵本だな〜と、思いました。
もし、学校などの読み語りで使うなら、低学年より、4年生以上の冬の季節に読んであげたいですね。
ラストの方で、三きょうだいが丘に登り、自分のうちやリンゴ畑を眺めるシーンが印象に残りました。