優しい心を持つ者は、いつかきっと幸せになれる。
そんな希望を与えてくれるお話です。
自分はダメなくじゃくだと思っているちいさなくじゃく。
見た目ばかりを気にするほかのくじゃくたちからはバカにされていますが、本当に大切なものを持っていました。
小さな体で困った人々を助ける姿は、本当にけな気でかわいらしいです。
優しい魔法使いのくじゃく仙女は、自分の弟子としてこのちいさなくじゃくを選びます。
それは見た目の美しさよりも、心の美しさが大切だという証。
心がホッと温まるような気がしました。
病気の女の子をなぐさめるために花火になったくじゃくの姿は、誰よりも美しく、優しい光を放っていました。
ちいさなくじゃくは、弟子に選ばれたことよりも、女の子をなぐさめることができたことのほうがうれしかったかもしれませんね。