ひとりぼっちが好きなオオカミがいました。ひょんなことからボスの座に持ち上げられてしまいます。自分の意に反して、子分はどんどん増える一方・・・。ひとりの生活を取り戻したいオオカミが考えた作戦とは・・・。
ユーモアのあるお話です。
このオオカミにとったら、王様になるなんて苦痛でしかなかったんでしょうね。ひとりが気楽で一番なんでしょう。
最後の最後までやっぱりひとりが好きというのは、本来ならちょっと寂しいような気もしますが、このお話は寂しさより面白さのほうが引き立っています。
読み終わった後はなんだかオオカミの気持ちになってホッとしてしまいました。
なんだか、このオオカミの気持ち、わかるな〜。