ジョナサン・ビーンが、はじめて絵と文を手掛けた絵本とありました。
邦訳された作品として、「パパがやいたアップルパイ」があります。
その時のイラストは、バージニア・リー・バートンやワンダ・ガアグの影響を受けていると書かれていましたが、なるほど納得できる絵だった記憶があります。
場所は、ニューヨーク辺りでしょうか?
主人公のおんなのこは、どうしても眠ることが出来ません。
そこで、屋上に布団を担いでいって、ベットを作りそこで、寝ることにします。
屋上のベッドは素敵な空間で、おんなのこは、幸せな気持ちで心地よい眠りにつくことが出来るのです。
ママが寝ているおんなのこに寄り添い、熱いお茶を飲んでいるシーンで終わるのですが、何とも言えない暖かな気持ちにさせられました。
大人の絵本です。
何と言っても、静かに語りかけてくる絵が美しい。
しかし、残念ながら、てんぐざるさんが言われるように、絵本のサイズがこれでは魅力が半減です。