3歳目前の子供と読みました。
私自身も子供の頃に読んだ本。よく覚えていて、とても思い出深い本です。
ノンタンの誕生日のために、ないしょでクッキーやケーキを作るお友達。
「なにしてるの?」というノンタンに、笑顔で「なーいしょ、ないしょ」と言います。
今だから、お友達の心がわかりますが、3歳の息子には、まだそこまで読み取れないらしく、「いじわるー」と言っていました。
確かに、一人で泣きながら走っていくノンタン、親の私が見ても、ちょっとじーんしちゃいます。
でも、だからこそ、ラストシーンのみんなの笑顔が胸にしみます。
みんながノンタンにクッキーやケーキを披露する場面で、「みんなね、ノンタンをびっくりさせようとして、ないしょで作ったんだよ」と息子に教えると、「そうかー」と納得しているようでした。
もうすぐ3歳、こういう言葉の真意とか、心理的なものも、読み取れるようになっていく年頃かなと思います。
この本を読んで以降、しばらくの間、息子の口癖は「なーいしょ、ないしょ!」になりました。
満面の笑みを浮かべて言っています(笑)