あまりレビューが投稿されていないので、是非お薦めしたいと思いました。
お月様がタイトルにあるので、秋口に読むのが良いのかもしれませんが、とても良いお話なので読後即投稿しました。
父子家庭なのでしょうか?、帰りの遅いお父さんを一人心細く待つ男の子が主人公です。
そこへお月様が遊びに来てくれました。
なんて、子どもと遊ぶのが上手なお月様なのだろうと思ったら、曇った満月の晩、一人ぼっちの子どものところへ方々遊びに行っているんだそうです。
「また来てね」の男の子のお願いに、少々残念な答えが返って来てガッカリしていたら、この次の男の子の台詞に泣かされてしまいました。
こういう優しさが育っているという事は、お父さんの懸命な子育ての賜物なのでしょうね。
ラストの男の子のお父さんの台詞にもう一度泣いてしまいました。
お月様とのあったか〜い心の交流のこのお話は、寒い冬に読むのも素敵だと思います。
お留守番が上手なお子さんへ読んであげるのも、一人読みを勧めるのにも良い作品だと思います。