舘野さんの絵本の紹介の記事をたまたま読んで気になったので図書館で借りてきました。
ほんとにすごく丁寧にじっくり時間をかけて作り上げられているんだと、感じる作品でした。
最初に登場する可愛いあかねずみが主人公ではなくて、そのあかねずみの死骸にやってきた「しでむし」が主人公です。(タイトルからも分かりますけどね)
実際、この作品を読むまで、「しでむし」という虫のことは知らなかったし、死骸に集まるのは蛆虫とかハエだけなんだと思っていました。気にとめたこともなかったです。
描写がリアルで、ものすごくたくさん観察されたんだなと感じました。正直、虫はあまり得意ではありませんが、こんな風に丁寧に紹介されると、かわいいなと思ってしまうから不思議です。