アフリカ民話の紙芝居です。
図書館で、ふっと目に留まってそのタイトルとあらすじに惹かれて借りてきました。
21場面もあり物語が結構長いので、あまり小さいお子さんやお年寄りの聞き手に読むには、ちょっと辛いかもしれませんが、機知に富んだ面白いお話でした。
このお話の流れはヨーロッパやアメリカにも似たようなお話があります。(日本の昔話でいちばん近いのは「すずめのお宿」でしょうか?)
善良な少女が、ふとしたことで異界に入り込み、そこに住む魔物のいうことをいくつかきいて、そのお礼として“箱(サイズ大・小選ぶことができることが多い)”をもらって帰ってくると、中からとても素晴らしい宝がでてくる昔話(民話)です。
長い話では「隣の○○タイプ」が続きでついていて、
この「イコカ」でも隣の意地汚いおばさんが、「それじゃ、うちの娘もその異界にやらそう」と欲をかきます。
意地汚い隣の人は大概最低な目にあってしまいますけど、聞き手はそこが面白いのだと思います。
画もはっきりとしていて見やすいですし、元々民話なのでお話はとても分かりやすいです。
今度機会があったら、小学校の高学年のお子さんたちに読んでみたいです。
ちなみに「イコカ」というのは、しゃもじのようなものでした。