5月のこどもの日か、お休みなのに朝から雨。
二人の遊び盛りの兄弟が、部屋の中で、じーっと…
というのが不自然で、あたりまえのようにうごめく弟。
本やら人形やら車やらで、あたりまえのように兄を誘う。
兄はいつから独りぼっちを好むようになったのかと
われながらこの本を読み、思いかえした次第。
兄弟喧嘩はいいなどと、外から言わぬ方がよい。
決着のつかない最後に、いつも割り切れないでいるのだから。
しかしここにいる「たけし」は、頭がいい。
最初から計画をしていたふしがある。
なんせ本のタイトルが「たけし」だもの。
きっと明日もおやすみなのだろう。
次の日の二人の顔も、見てみたいなぁ。
全頁モノトーンえんぴつ画の努力構成に、ブラボー!
中西さんに、感謝。