自転車に一度は乗りたいと言ったもののすぐにやる気を失くして、未だに乗ることが出来ない息子のことで悩んでいたときに近所の人からこの本を薦めて貰いました。
目が見える子でも最初は難しい自転車。
それを自分から乗りたいと思う子の勇気、そしてそれを受け入れて練習させる母の気持ち。
「あー、これが素晴らしいお母さんだ」と思いました。
ついつい子供のその時の感情にまで思い巡らしてしまい過干渉になりがちです。
遠くから見守り、転んでも助けず、乗ることを自分でやり遂げたときに初めて涙を流し、一緒に喜ぶなんてなかなか出来ないことだと思いました。
この本には、私が思う親子の理想の姿がありました。
とても素晴らしい本でした。