大正14年生まれのおばあちゃんの物語です。
小さい頃、学校に行くことができなかったので
おばあちゃんは文字を読んだり書いたりすることが
できませんでした。
60歳をこえてから大阪の富田林識字学級で一生懸命
文字を学ばれました。
文字が読めないので外出先でラーメンを食べたくとも
食べることができなかったこと、お買い物をするのも
大変だったこと。
そんな日々のおばあちゃんの苦労と、一生懸命勉強する
姿を想像すると涙が出そうになります。
駅の落書きを見て憤慨している様子にも衝撃を受けました。
「なにかんがえてるんやろね だいじな かわいい
じ つこて ひとの わるぐち かいて
ばち あたりまっせ」
文字を覚えて楽しんでいる娘にも説明しながら読んで
あげましたが理解できたかどうか・・。
大事な言葉を美しく使っていきたいなあと思いました。