からすに麦畑を荒らされて困っている農夫がかかしをつくりました。
6わのからすはそれに対抗して鳥のたこを作って農夫を脅かします。
それがだんだんエスカレートして、畑の方はそっちのけ。
何をやっているんだか。ふくろうには「馬鹿なことをやっている」と見えたようです。
ふくろうは農夫とからすに話し合いを進めます。「ことばにはまほうのちからがある」。
話し合って農夫とからすは仲直り。
話し合うことは大事だなって伝わってくるのですが、自分には一つ疑問が残ります。
これって解決になっていないんじゃない?
からすに麦畑を荒らされてそれを受け入れちゃうの?
エスカレートしていく両者の関係を考えると、解決法は少し違うんじゃないかと思ってしまいました。
ケンカの原因は?と子どもに問われて、こんな仲直りちょっと納得できないような気がしました。
農夫は、困っていることをからすに理解してもらわないといけないんじゃないの?
そのために作ったかかしだったはずなのに、問題が別の方向に行ってしまったような気がして、これでは子どもは納得しないんだろうなと思います。
話し合いは、理解しあうことです。