4年に1度、埼玉県鶴ヶ島市で行われる雨ごい、「脚折(すねおり)の雨ごい」を絵本化したものです。
当日使われるのが、この表紙にも登場する巨大な竜。
なんと重さが3000キロもあるそうです。
この龍を作るところから、行事の当日の様子まで描かれていますが、町のみんなで協力し、昔からの伝統を守ろうとする姿に心打たれました。
長く続けるということは、簡単なようで実はとても難しいもの。
しかもこれだけのものを作り上げ、進行するのは、多くの人の手がかかります。
世の中いろいろ便利になりすぎて、手を抜くのが上手になった私たちですが、こうした伝統や文化は守っていきたいものだと思いました。
絵本からもこの行事の迫力が伝わってきますが、実物も1度見てみたいと思ってしまいます。
横から「ワニ?」と言って見ていた娘は、多分ほら貝の大きな音に負けてしまうでしょうから、もうちょっと大きくなってからかな。