かつて本屋さんにて、一気に立ち読みをした経験があります
もう一度図書館で借りてじっくりと読みなおしてみました
生き返った真が「ホームシティ」という感覚で、暮らしていく姿は、必ずしも軽快ですがすがしいものではありませんでした
でも確実に何かが少しずつ変化をもたらしていくのです
それは家族であったり、友人であったり、身近な真を取り巻く存在でした
人間の本質は変わらないと晶子のことばで表現していますが、一歩下がって自分を眺めることで、良い点も悪い点も結局は自分を形成しているひとつ
それを「色」で表現してなんとカラフルなことでしょう
もちろん現実では天使が表れ「抽選にあたりました」
なんてことは考えられない(あったらいいけど)
だから今生きている「命」に絶対に意味があると、自分を外から見られるような、そんなゆとりを持たせる生き方を示唆していると感じます
児童文学なんでしょうが、今の日本では必読本だと思います