くれよんのくろくんシリーズの中ではちょっと悲しい、でも心温まる物語です。
毎晩、次々とくれよんがいなくなり、気がついたら、くろくんひとりだけに。
くろくんは、おばけのしわざに違いないとみんなを探しに行くと、
くれよんを持ち出したのは、ねずみだと知ります。
おじいちゃんが元気がないので、少しでも元気が出るようにと、くれよんたちに絵を描いてもらっていたのですが、なかなか元気にならないおじいちゃん。
でも、くろくんが現れたことで、おじいちゃんを笑顔にすることが出来ました。
でも、次の日…。
このような展開の絵本は子供たちにはまだ早いかなと読んでいなかったのですが、
なじみのある、くろくんシリーズだからでしょうか。
とても神妙な顔で聞き入っていました。
子供たちの心に残ってくれるといいなと思うお話です。