ねこの仕草がとっても可愛いんです。
海から離れた村に住むねこたち。
おすしが大好きで、でも、この村にはおすしやさんがありません。
ねこたちは、自分の好きなおすしを想像します。
その想像している姿・・・食べたくてたまらないという姿が可愛い。
そこへお魚の形をした「ねこずし」カー(車)がやってきて、
ねこたちはおおはしゃぎ。その喜ぶ姿や、
待ちきれず、カウンターによじ登る姿、
大好きなおすしを注文する時の姿、
そして、おすしを食べて大喜びする姿、
どのページをめくっても、ねこたちの表情の豊かさに、
もう、メロメロです。
さて、おすしをどんどん食べていると、
ねこさんたち、大変なことに気付きます。
「ごめんなさい。おかねもってないんだった。」
あら〜って思ったけれど、大丈夫。
お店のおにいさんは優しい人で、ぬるいお茶まで出してくれました。
そして、ねこたちは、魚を捕まえるお手伝いをするために、
一緒に海に向けて出発します。
お店の人の優しさや、それにお返ししようと一生懸命に修行する猫たちを見ていると、
微笑ましく心が温かくなりますね。
「ねこずし」カーが、船や潜水艦になるなんて、
車好きな子は、きっと、うらやましがるだろうな〜。
こんな楽しいおすし屋さん、わが町にも来てほしいです。