一年でいちばん満月がきれいな日、
森のキラキラステージが開かれます。
動物の子供たちは、その日のために合奏の練習中。
しかし、謎のお化けが、みんなの練習を妨害します。
正体はなんと、ステージ終了後に二つ向こうの山への引越しが決まっていた猿くんでした。
みんなと別れたくない猿くんは、
ステージの日が来てほしくはなかったのです。
年に一度の森のパーティーという設定に心が躍りますし、
お化けの登場にもハラハラします。
そして思わずお化けを使ってしまった猿くんの思いも含め、
みんなの連帯感、チームワークを感じることができます。
子供は学芸会や運動会で大勢の前で練習の成果を披露したり、
仲良しのお友達の転向なんてことも日々経験しています。
この絵本には共感できる部分も多いようで、お気に入りの1冊です。