かがくいさんの絵本は,親子で笑って,あたたまれます。
「がまんできます! あなたのためなら…」
美味しそうなケーキを目の前に、こいたろうくんとかめぞうさんは,食べたいのを必死に我慢。それは,大好きなけろこさんと一緒にケーキを食べたいからなのですが・・・。
ケーキを前にした,こいたろう(鯉)とかめぞう(亀)の表情が,笑いを誘います。(登場するのが,鯉と亀という意外性が,かがくいさんらしくて,ユニークです。)
いつケーキを食べてしまうのか,最後までハラハラしながら,楽しませてもらえます。
そして,最後には,相手を思いやる事の大切さが,さりげなく描かれています。(この「さりげない」所も,かがくいさんの作品を好きな理由なのですが)
この絵本も,是非親子で読んで,楽しんでください。