縁側でおじいさんの落としたおはぎが、庭の生き物たちによって育てられるという誰も考えつかないようなストーリーをやぎたみこさんが見事に描き切っています。
おはぎはまだ赤ちゃんなので、生き物たちは蜜を飲ませてあげたり、いないいないばあをしてあやしてあげたりと成長を見守ります。おはぎちゃんがハイハイするとみんなで大喜び。そして冬が近づき、生き物たちに冬眠の季節がやってきます。おはぎちゃんを置いて冬眠するわけにはいかないと悩みますが、なんとも意外な方法でそれは解決します。
季節が変わる庭の描写が美しく、日本の四季も感じることができる素敵な一冊です☆