ゴリラの群れに赤ちゃんが生まれましたが・・・くろいゴリラではなく、しろいゴリラ。そして群れの仲間に入れてもらえず、わざと泥を塗ってみんなと同じ黒いゴリラになろうとします。でもそれを見たゴリラのママは悲しくなります。みんなと違うという寂しさを持つゴリラ、自分の色を嫌がる子供を寂しい気持ちで見る母親、両方の気持ちがとても伝わってきます。母親は「みんなちがうから すてきにみえるの。ゴリタもゴリタのままでいいのよ」という言葉にもジーンときました。どうしても人と同じって安心しますよね。でもそれって自分自身を認めてないというか、自分に自信をもってない証拠なんだって改めて思いました。自分自身に言いたいし、子供たちへも伝えていきたい言葉です。最後はあることがきっかけで仲間達に認められ、いきいきとするゴリタの表情が見れます。絵本を通じて大切な事・・・受け継いでいけたらいいです。