ラオスのある村を舞台にしたお話です。
お姉さんの真似をして水くみをしたがるラーシア。
ちょうど息子も、何でもやりたがりの年頃で、
ラーシアに共感できるのか、
熱心に読んでいました。
ラーシアは水をくみにいきますが、
重くて重くて運ぶのが大変。
そこでどうしたかというと、
道々であった動物たちに、水をおすそ分けしていきます。
僕のくんだ水なんだよ、と言って。。。
最後にはコップ3ばい分のお水しか残らなかった
ラーシアのお水。
それでも何も言わず、おいしいといって飲んでくれた
お姉さんとお母さん。
うまくいかなくても、ちょっと失敗でも、
やりとげたことへ温かいまなざしを向けるこの優しさに感動しました。
なかなか現実には難しいことだけど・・・。
ラーシアのがんばりと、
がんばるラーシアを見守るやさしさを描いた一冊です。