4歳7ヶ月の息子に読んでやりました。息子が先に中身をみていたので、「これ、おもしろいよ、どんどん大砲が大きくなる」と喜んでいました。なんのこっちゃ???と思いながら読んでいくと、王様とキツネがどれだけ強いかを競り合っているお話。どんどん大砲が大きくなって、どちらが強いかをアピールしている。後半には、大きさだけではなく、数、派手さ、おもしろさ、軽さとちょっと間の抜けた展開ではありましたが・・・。
大砲がどんどん大きくなっている過程では、まるで冷戦の時代を思わせる軍事戦争を思わせました。こちらがどれだけ強いかを見せ付けるというか・・・。それをこんなに露骨に大砲の大きさで競わせていいのか?とちょっと抵抗を感じました。まあ、相手がキツネだけに、おもしろいオチでそこまでシリアスにならなくてもいいのか・・・と安心しましたが、ちょっとどきっとしましたね。反戦運動の一環なのか?と。
まあ、この程度なら、ともだちなどと張り合う程度のレベルなので、さほど問題視することはなく、大砲の大きさがどんどん大きくなっておもしろいよ・・・でけらけらと笑えますね。