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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

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つるばら村シリーズ(3) つるばら村のくるみさん」 渡”邉恵’里’さんの声

つるばら村シリーズ(3) つるばら村のくるみさん 作:茂市 久美子
絵:中村 悦子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2003年05月
ISBN:9784061957022
評価スコア 4.57
評価ランキング 5,873
みんなの声 総数 6
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  • 【あらすじ】
    くるみさんシリーズ、三作目。駅前にお店を持って3年目。よくにた名前の宅配パン屋さん「三日月ベーカリー」が登場し、くるみさんの商売が危うくなる展開。
    最近人気のあるプリンパンなどのリサーチを始めるなど、企業努力をして現状を打開しようとするが…
    今回も、不思議なご縁がさまざまくるみさんを助けてくれる。「三日月屋のパン」「プリンのパン」「七夕のパン」「台風のパン」「天狗のパン」「節分のパン」「デートのパン」の7つのお話をお楽しみください。

    【感想】
    売上がない!お客がない!ライバル店の出現などなど、実にリアルな展開で、くるみさんと一緒に働いている気分になりました。子ども向けのファンタジーとはいえ、大人の事情なども適度に描かれており、地に足がついたファンタジー作品です。くるみさんの現金収入の心配をしながらも、不思議な体験をすると「パン代はいいから」と気前よくやっているくるみさんの度胸に毎回関心します。
    あまり儲からないけど、幸せな人生を送るのではないでしょうか、こういう人。

    パン屋の話と言っても、お総菜パンとか、アンパンとか、割と昭和レトロの日本のパンを思わせる雰囲気があります。ほっとする感じで、ふわふわしすぎない、ここちよい物語の展開で、後を引くおいしさです。
    このお話を読むと、どうしてもパンが食べたくなって困ります。プリンのパンなど、ちょっと前にブームになって今はあまり見かけない商品ですが、はりきって探しに出かけたくなりました。なければ作るしかありません。こんな時に、くるみさんのお店に電話をかけて注文できればな、と心底思います。
    どなたか、くるみさんのようなパン屋さんを実現させてくださいな。よろしくお願いいたします。

    投稿日:2017/04/02

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