図書館で見つけて、優しい色使いの絵にひかれて借りました。これまで鮮やかな色彩の絵本が多かったので、正直『息子は気に入らないかも』っと思っていました。しかし、ほかの本と一緒においておけば、読んでいました。
主人公は、クマのエディ。といっても、ぬいぐるみです。おもちゃ屋さんで仲間のおもちゃたちと楽しく過ごしていたのですが、ある日悲しいことが。耳がとれてしまって、捨てられるのです。その後、ネズミに助けられて男の子にもらわれていきます。男の子にとても大事にされて、最後には昔の仲間たちと再会して楽しく遊ぶ、お話です。優しい絵同様に、優しい気持ちにさせられました。おもちゃの立場で書かれたお話です。
息子には、この男の子のようにおもちゃを大切にしてほしいと思います。今はまだわからないかもしれないけど、人以外のものにも気持ちがあるということを知ってほしい。小さな子供にとっての絵本は、時には言葉以上につたえる力があるのではないかと、感じました。
いろんな動物が、淡い色彩で描かれています。動物に興味がある子供は、特に楽しいかもしれません。