第一に絵がとても素敵です。凍りつくような冷たさが伝わってきます。使用されている色はほとんどのページが青と白ですが、とても見やすくキレイです。
お話の内容は難しくはなくて、3歳くらいでも楽しめると思います。
少年コリンと犬のサミィは冬の妖精ジャック・フロストと出会い、一緒にあそびます。凍った池をスケートで渡ったり、雪の丘をソリですべったり、雪玉投げ、雪だるま作り、と楽しそうな冬の遊びが出てきます。「ずっと一緒に遊べる?」コリンの問いに、ジャック・フロストは答えます「ぼくの前で春の話をしないでね。そうじゃないと、魔法がとけて君たちのそばにはいられなくなるんだ」コリンは春の話をしないように気をつけますが、ある日、スノードロップの小さなつぼみを見つけ思わず言ってしまいます・・・
小学2年生の読み聞かせに利用しました。
思わず言ってしまったコリンの言葉に、子供たちから「あ〜あ」と言う声も。
みんな目を輝かせて聞いていました。
冬の終わり頃、立春の頃におすすめしたい絵本です。
文字も少なめで読みやすいです。4分くらいで読みました。