新美 南吉の名作「てぶくろをかいに」です。
実は、あまり絵本の記憶のない私なのですが、このお話は、はっきり覚えています。
大人になって読み返してみると、なんて美しい日本語で書かれているのだろうと感じます。
その中でも、印象的なのが
「おかあちゃん、おててが つめたい、
おててが ちんちんする。」
という表現。この本だけではありませんが、絵本を読んでいると、擬音語や擬態語の表現の豊かさを感じるとともに、現実社会では、あまり聞かなくなってしまいました。 絵本を通して、子どもたちに美しい日本語を伝えていけたらと思います。
寒い雪の降る日でも、「てぶくろをかいに」を読むと、心が暖まります。