サナちゃんシリーズ″第一作なんですね。
こんな可愛いくてあったかいセーターのお話は、初めてです。
作者さんのプロフィールからすると、手編みや機械編みのセーター隆盛期に少女時代を過ごした方のようですね。
おばあちゃんから、送られて来た手編みの赤いセーター。
サナちゃんには、ちょっと小さかったみたい。
子どもの成長は早いので、おばあちゃんの思っていた寸法はでは、着丈袖丈が足りなかったようです。
でも、サナちゃん、せっかくのプレゼントだからと、袖を引っ張って身ごろも引っ張って、友達にも手伝ってもらったら、セーターが大きく伸びすぎて、・・・・・・。
この後、セーターを少し縮めるために、お洗濯をしたら、さ〜大変なことになりました。
私の友人は、お姑さんに洗ってもらい同じ結果になり、キューピーちゃん人形にお下がりしたそうです。
サナちゃんのどーしてもこのセーターが着たいという願いに、お友達はほどいて編み直すことを提案し、みんなで毛糸をほどいて、ほどいて、ほどいて、・・・・・・。
あ〜ぁ、サナちゃんたちのアイディアはよかったのですが、・・・・・・。
でも、エンディングに向かって、お話がググッと素敵な展開になっていきます。
秋から冬に向けて、読んでほしい作品です。