ジョギングに行こうとするぼくに,家族が『一緒に走る。』
と言い出して,おじいちゃん・おとうさん・おかあさん・いもうと・イヌ...。元気にスタートしたのはいいけれど?
いろいろな誘惑にひかれて次々と抜けていく家族。
そして帰り道,ぼくの姿を見てまた走り出す家族。ところが,
みんなぼくの前に入ってきて,結局ぼくがビリでゴールすることになるなんて...そんなことってある?という内容。
テンポが良くて,読み聞かせる方も楽しくノリノリになれますよ。
西村繁男さんの絵も文にぴったりマッチしているし,往復路の風景に時間差が見られるのも,まちがいさがしのように楽しめて,今一番オススメで大好きな一冊です。