立松和平さんの静かなお話しです
黒井健さんの絵は静かでキツネたちの姿が美しく日本の情緒をうまく引き出してくれています
雪山で遭難してキツネに助けられ約束するのです 娘を嫁にくれと
弥平は約束したのです「ももの花がさく 三月三日になったら むすめを おまえの よめにやろう。・・・」
キツネとの約束を守るために苦しむ弥平 しかし、上の娘も二番目の娘も断り三番目のお光は 「およめにいきます」 こんな話の筋は昔話にはよくあるストーリーです(どうして 三人目なんでしょうね?)
お光は「キツネが どんな くらしを しているのか しらないけれど 自分のおよめに わるいようにはしないはずです。」
このように言い切るお光もすごいな〜
キツネを信じているのです
弥平も キツネとの約束を どうあっても まもらなければならない
やくそくの まえでは 人間とか キツネとか かんけいありません。
こう言い切るのです
ここが すごいな〜( 約束を守ると言うことの大事さがひしひしと伝わります)
しかし、嫁に行った お光のことが心配でならない父親の気持ち これまた 親ならではです。 娘が幸せだから 父親も幸せになれる この論理もよく分かります(親と子の関係はどんなものでもそうなのでしょう)
立松さんは 人間としての生き方 キツネのよめになった娘の生き方を通して幸せにいきるとはを伝えてくださったのですね
今は亡き立松さんのメッセージです