ひよこのあしが、「金」でできている。
と、冒頭から、ちょっと、引いてしまいそうになりました。
でも、それだけでなく、次々と奇想天外な展開で、物語は進んで行きます。
悪い王様に、片足をとられてしまったひよこが、おおかみ、らいおん、川を連れて、悪い王様をやっつけて、片足をとりもどすのですが、小さいひよこが、どうやって、おおかみやらいおん、はたまた川を連れて行くのか・・・
びっくりしました。なんと、ひよこが、おおかみを飲み込んで連れて行くのです。
とにかく、常識的な頭では考えられない事が次から次へと起こるので、絵本に釘付け。
やっぱり、ひよこが、おおかみを飲み込むシーンは、娘もあっけにとられていました。
らいおんの飲み込まれるシーンでは、絵本いっぱいに描かれていて、ひよこって、こんなにおおきかったっけ?と、迫力に驚きました。
そうして、みんなの力で、悪い王さまをやっつけるのですが、家来が、川で流されて行くのを見て、「どうして、笑っているの?」と、娘に言われて、私も答えに困ってしまいました。
小さくて自分ひとりでは無理でも、仲間の助け得て、悪者をやっつける話は、読んでいて、爽快ですね。