テレビ絵本で見たのですが、見終わった後しばらく余韻にひたっていました。自分の故郷が舞台になっていたからです。
お城の場面・・・あれはちょうど今の時期の(桜がたくさん咲いている)弘前城ですね。イカを干してある場面がでたところをみると、大きなおばあちゃんは弘前から鯵ヶ沢方面にでもお嫁に行ったのでしょうか。
ユキと将来の息子が重なって見えました。息子もユキと同じような体験をし、同じようなことを感じるでしょう。
田舎に故郷がある人はみんな体験する内容でしたね。細かい状況は違っていても・・・。私も小さい頃おばあちゃんのところに遊びに行ったとき、「よぐ来たね」っておばあちゃんが言いながら玄関で出迎えてくれて、毎回その言葉を楽しみに行っていたものです。おばあちゃんの声ってなんだか温かくてほんわかしたものを感じてましたね。それを再現してくれている本だと思います。
こうやってある地域の特性を紹介(?)しながらお話が進んでいくのっていいですね。こういうふうに他の地域の特性を織り込んである本ってどれくらいあるんでしょう。読んでみたいと思いました。
この本は、私にとってはいつでも故郷をなつかしめる本なので、手元におきたいと思います。