おとうさんはげひんです」 渡”邉恵’里’さんの声

おとうさんはげひんです 出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2004年03月10日
ISBN:9784265052516
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 2
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  • このシリーズは、大人が読んでも充分、面白い。おススメのユーモア詩集です。
    タイトルはお父さんだけど、お母さんの詩もあります。こどもの詩もあります。

    一発目の「おとうさん」(谷川俊太郎)が、まず強烈。これは絵も強烈です。
    「詩」に対する、高尚なイメージや、近づきがたい雰囲気、文学的で芸術的なハードルが一気になくなります。ものすごい破壊力。
    「詩」って、実はとっても庶民的で、楽しくて、面白い、気さくで付き合いやすいヤツだったのだな!と、こちらも武装解除。
    気安く馴れ馴れしく「詩」と付き合う準備ができます。

    個人的に一番好きなのが、「こども人生相談」(木坂涼)。
    オヤジギャグを外して、気まずくなったオヤジの哀愁と、子どもの純な心が同時に堪能できる稀有な作品です。本当に、NHKラジオの夏の子ども相談に投稿されていそうな、深刻な内容です(笑)。ぜひ、皆さんも、この詩を読んで、この子がどうしたらよいのか、考えてあげてくださいね。

    お母さんも負けてはいません。
    お父さんの武器はオヤジギャグをはじめとするオヤジ臭ですが、おかあさんの武器は知ったかぶりと、超・マイペース攻撃。昭和のパンチパーマお母さんも登場して、懐かしさと加齢臭が漂います。

    そんな家庭なので、こどもも素晴らしい哲学者となります。
    「子どもの日おとなの日」(新沢としひこ)では、洞察力の確かさに舌を巻き、彼が発見した事実について考えさせられました。おそらく、誰も気が付かなかった発見でしょう。将来が楽しみです。詳しくは、是非とも、本文をご覧ください。

    投稿日:2017/02/16

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