かつて日本のフォークシンガーの中には、「神様」と讃えていたボブ・ディランの名曲『Forever Young』(1974年発表)に、アーサー・ビナードさんの訳詩で、絵本の形で再会できました。
全てのこどもたちへ温かいまなざしと、深く包み込むような想いが伝わってきます。
このひろい 世界が
きみの目に 光りますように
流されることなく
流れを つくりますように
に、ジーンときました。
巻末に、「この本の絵について」とポール・ロジャーズさんの、各ページの絵の説明があり、彼のこの作品への思い入れに気づかされ、再び絵を見直しました。
奥付後に、原文の詩も掲載されています。
読む年代により、鑑賞のしかたが多様な作品だと思います。