引越しするときのお話でヒットして、図書館で借りてきました。
わたしはブラッキーにいじめられています。
みんながわたしからはなれていく。
ブラッキーなんて大嫌い。
私を助けてくれないみんなも大嫌い。
でももうすぐ引越し。
お母さんは、ポーチを作ってくれました。
「これにプレゼントを入れてみんなに渡してね。
一人一人の目を見て『ありがとう』って言うのよ。」
わたしは絶対に嫌だ、と思いながらも、早くおしまいにしたい、とお母さんとの約束を果たします。
すると・・・
涙が溢れてきました。
最近、野口嘉則さんの『鏡の法則』を読みました。
『ありがとう』の言葉を言えば、感情は後からついてくる。
人を許せる、と。
まさにこの絵本もそのとおりのことが起こります。
そして、お母さんの言葉は大きい。
中島啓江さんの帯の言葉、
“わたしが幼いころ、学校でいじめにあっていたわたしの心を優しく包んでくれたのは母、そして母の教えてくれた魔法の言葉「ありがとう」でした。”
魔法の言葉、『ありがとう』
私にもまだ言えない人がいます。
この絵本を読んで、また『ありがとう』を言いたくなりました。
そして、中島さんのお母さんのように、魔法の言葉『ありがとう』を子どもにも伝えていきたいです。