小学校のおはなし会で取り上げました。
子どもたちにとって注射は身近なものだけに、注目度は抜群でしたね。
「おれなんか点滴もしたことあるで!」という男の子もいてびっくりでした。
予防注射の日の主人公の心の動きのストーリー。
痛い、怖い、逃げ出したい、という素直な気持ちに、
「こわくないもん」と友だちに言い返すプライド。
大人でも共感できますよね。
かくして、主人公は覚悟を決めて注射に臨みます。
注射の痛くない国、という発想はなかなかいいですよね。
子どもたちも見入っていました。
注射の時の勇気をもらったような気持ちになります。
読み終わったら、聞いていた男の子が、お話をかみ締めるように、
なるほど、そうやって乗り切ったのか、と、自分に言い聞かせるような
感想をつぶやいていたのが印象的でした。