ちゅうしゃと聞いただけで、こわくなってしまう、そんな子どもたちがきっとうらやましがるだろうと思われるお話です。
いたくないちゅうしゃがあれば、どんなにいいだろう。
でも、どんなちゅうしゃかしら?
ちゅうしゃが好きという子はそんなにいないだろうし、いたくない!って言う子もそれは強がってる子が多いはず。そんな子どもたちにとって「いたくないちゅうしゃ」は強い味方。どんなちゅうしゃなのか、想像して読み進めることができて、楽しかったです。
予防接種をする機会が多い子どもたちが読むと、絵本のなかに入りたくなるくらい、絵本のなかの「いたくないちゅうしゃ」にあこがれるんじゃないかな。
長谷川さんの描く子ども表情がかわいらしくて、温かい気持ちになれました。