かかしのじいさんの仕事は、すずめを追っ払うことですが、すずめは、自由に空を飛び回り、じいさんは見上げるだけ。
すずめは、じいさんを慕ってやって来ます。
じいさんも、自分を慕ってくれるすずめが愛おしくなり、いつしかすずめを待つようになりました。
ある日、お百姓さんが「かかしじゃ、役に立たないから、明日かすみ網をかけるか」と言うのを聞いたじいさんは・・・。
優しい絵で、じいさんとすずめの毎日が描かれています。
変化していくかかしのじいさんの表情とすずめの可愛さに、何度も読み返してしまう絵本です。
可愛らしく、かかしのじいさんとこすずめたちの会話も良かったです。