子ども自身、ウンコは汚くて臭い、と思っているようで
表紙を見た時は、少し引いていました。
ただ、読み始めたら爆笑でした。
小さい子って、好きなんですよね、下品に分類されるものが。
登場人物(動物?)たちが「くさい!!」といって逃げる場面では、
自分も本に鼻を近づけて「クンクン」してます。
そして笑いながら「くさいー!!」と叫んでます。
ただ、それだけで終わらないのがこの本のいいところ。
いつもは汚物として嫌われている存在のウンコですが、
とても有用なもとしてラストに描かれているので
すごくありがたいものだと、錯覚します。
いや、錯覚ではなくて、真実なんですけどね。
それは、こどもにも伝わっているようで、最後のページで笑っている
ウンコをゆびさして、最初の爆笑とは違う微笑ましい笑いをこぼします。
家の周りに田んぼや畑が多いから、理解しやすかったのかもしれません。
私自身は、自然の循環がわかってイイ話だなぁと思ったのですが、
同居の家族(主人、義父、義母)には、
「よりによって、なんでわざわざこの本なんだ!」
と、受けが悪かったです。