はじめて、チュウチュウ通りシリーズを読みました。
ほのぼのとした挿絵から、どこかの国のかわいい動物たちの物語かな?と
童話のような話を想像して読み始めると・・
疲れたお母さん、それを手伝いたい子どもたち、
でも手伝いが空回りするところ・・
なんて現実的な物語なんだろう!
みんな悪気はないのに、うまくいかないこと
日常が忙しいからこそ、ふとした瞬間に目にした懸賞に夢を見てしまうこと
買い込んだ商品がどうしようもないこと
・・
なんて、あるある!が詰め込まれた物語なんだろう!
あまりに身に染みて、結末はいったいどうなるんだろう?
収集するのかな?
とびきりハッピーエンドになるのかな?
とドキドキしながら読み進めると
やっぱり、そう甘い展開ではなくて
それどころか、フィーフィーが気絶してしまうほどのドッキリが待ち受けているのですが・・
そこでようやく、子どもたち、そして仲間たちの
機転、暖かさ、フィーフィーを思う気持ちが
十分すぎるほどに味わえて
もしかして、これまでの大変さ、アンラッキーさは
最後の幸せな画面を堪能するための伏線だったのかと思うほどでした。
私も、子どもの手伝いには、もうちょっとかな?と思うことも
多々ありますが
できる、できないに目をつぶって
気持ちをくみたい、手伝ってくれる優しさに幸せを見出したい
と思える話でした。
貴重な気づきを、ありがとうございます。