色の響きあい、タッチが美しくて、まるで絵画を見ているよう。
少年が一日中、窓のカーテンの隙間から外を眺めている。
外ではいろんな人や動物がいろんなドラマを作っている。
見つめている少年の顔が暗い色調で描かれていて、
外にでられないという理由も不明。(病気?)
そのせいか、ちょっと暗いトーンのお話に感じられます。
さいごに外で起きた悲しい事故も「ぼくは部屋にいるからだいじょうぶ」と
思う少年。
でもその言葉よりも、そとの眩しい光が明るく感じられて
考え込んでしまいます。ほんとにそうなのかな・・と。
独特の余韻を残す作品です。
単館上映の映画みたいな・・・
小さな子には良さがちょっと伝わりにくいかもしれません。