2011年度読書感想文全国コンクール小学校低学年の部課題図書。
『EDDIE’S GARDEN and How to Make Things Grow』が原題。
エディー少年がお母さんと妹と畑仕事をするストーリー。
ガーデニングの楽しさがいっぱい伝わってくる作品です。
何より、お母さんが素敵な指南役で、エディーの自主性をしっかりと受け止めてあげています。
素材の買出しから手入れまで、かなり本格的なガーデニング。
小さな妹リリーがみみずと戯れているのも優しく諭します。
種植えがすんだ夜には、『ジャックと豆の木』の読み聞かせ。
なんて素敵なんでしょう。
インゲンのつるで出来上がった秘密基地なんて、大人でも魅力的です。
もちろん、大事な仕事、害虫退治もあります。
エディーとリリーの楽しそうな表情から、
ガーデニングの醍醐味がたっぷり感じられます。
巻末には大人向けに詳しいガーデニング解説があります。
作者自身がハーブ・植物の著書を多数書いているだけあって、
リアリティ抜群。
植物観察に興味をもつきっかけにもなりそうです。