望遠レンズのない時代に鳥の巣を至近距離で撮りたいと思ったら、一体どうするでしょう?
高い木の枝に登ること、この兄弟のカメラマンはもちろんそれも試しています。
それ以外には?と考えると何か出てくるでしょうか?
そう題名にもある通り、この兄弟たちは牛をかぶったのです。
剥製の牛ですが、そこまでして撮りたいという情熱がとてもよく伝わってきます。
『あたまにつまった石ころが』や『雪の写真家ベントレー』などと同じように、一つのことに熱中しまた業績も上げた市井の人々の活躍という系譜の絵本のように思いました。
昨年出た本ですが、すでに高学年のおすすめリストや昨年読んだ本のお薦めでも見ました。
読み聞かせをすると約15分はかかるそうです。
何かに熱中する時間が持てる人生って幸せでしょうね。
こういう生き方好きです。