ヌーは、大きな群れで行動します。一頭一頭も大きい動物ですが、その群れの多さも半端ではありません。映画「ダンス ウィズ ウルブス」を観た時、そのヌーの群れの迫力に、恐ろしくなったほどです。
この絵本を読むと、ヌーが、草を捜し求めて移動していることがわかります。その移動の中で起こる、様々な出来事が、忠実に描かれていて、興味深い作品です。乾季のための火事にあったり、ライオンに襲われたり、そんな中で母親と赤ちゃんがはぐれてしまったり・・・。
川を渡るヌーの群れの見開きページは、圧巻ですし、迷子の親子の再会のシーンは、感動的に描かれていて、実に美しいです。