これも鈴木克美さん×石井聖岳さんのコラボ絵本で、「ハリセンボン」と同じく“海の生きもの”という科学絵本シリーズです。
「クマノミ」についてのお話はわりとテレビの動物系の番組で取り上げるので、
こちらの作品に関しては知っていることが多かったですが、鈴木さんの説明と石井さんの描かれるクマノミたちのいろんな姿がすごく可愛くてよかったです。
後、びっくりしたのは「クマノミの」分布はサンゴの分布と重なるけど、サンゴ礁のある海ならどこにでもいるのじゃないそうで、『なぜなのか』はまだ研究が進んでないみたい。こういったちょっとした謎を残した書き方をしてくれると、興味のある子どもたちがいつか自分がその謎に挑戦してみたいと思ってくれそうな気がします。
魚に興味のあるお子さんはぜひ読んでみてほしい1冊です。