この本、勝手に『桃太郎』そのものの話だと思っていましたが、『桃太郎』につながる話でした。あくまでも創作ですが、昔話のその後の話を作るのも楽しいですが、昔話につながる話もいいですね。「そういうことかぁ〜」と思わず納得してしまうような気がしました。
タケという少年の賢さ、太郎を思う気持ちが、また太郎は宿命を背負って『桃太郎』になっていくのですね。想像力のすばらしさ!!
この話は作者の長男さんの誕生祝いに作られたそうですが、そういえば我が子にも本を読んで聞かせたときにけっこうオリジナルの付録をつけていたような気がします。これにはまったく及びませんが・・・
おもしろいので他の昔話にもこういう本編につながる話があるといいなぁ〜